尾瀬と鹿

尾瀬では現在ニホンジカの問題がかなり深刻になってきています。
このままでは、尾瀬の自然生態系が破壊されるのも時間の問題です。
ニホンジカが湿原の植物を食べたり、泥浴をして湿原を破壊してしまっています。
問題なのは、シカが増えすぎて、自然が元に戻るのが追いつかないことです。
(もともと尾瀬にはシカはほとんどいませんでした)
ここでは尾瀬と鹿の問題について、考えていきたいと思います。

生態を知ろう

北は北海道、南は九州まで、日本各地に生息しています。
尾瀬では雪が減ったことで、鹿が生息できるようになったと考えられています。
食べ物は植物。ニッコウキスゲの芽やツボミ、ミツガシワなどを食べます。
食欲旺盛で、非常によく食べます。
尾瀬ヶ原のニッコウキスゲが2012年には、食べつかされてしまいました。
ほとんど花がない淋しい光景でしたよ。
現在尾瀬ではどんどん鹿が増えている状況です。

尾瀬での問題点

尾瀬での鹿の害は大きく2つです。
1.食害。2.ヌタ場の形成です。それぞれの問題を詳しく見ていきましょう。

食害
読んで字の如く、鹿が尾瀬の希少な植物を食べまくっています。
鹿からすれば、生きるために食べるのであって悪気はありません。
この問題の根本は、尾瀬には天敵がいないことが挙げられます。
オオカミは絶滅してしまいましたからね。
シカには罪はありませんが、駆除をしなければ尾瀬はダメになってしまいます。
尾瀬の鹿問題はデリケートですね。
ヌタ場の形成
シカは体についた寄生虫を落とすために、地面に体を擦り付け、泥浴びをします。
この泥浴びをする場所のことをヌタ場と言います。
尾瀬の湿原は一度破壊されると、なかなか元には戻りません。
湿原は泥炭というものでできており、1年に約0.8ミリほどしか回復しないんです。
ヌタ場によって破壊され続けると、尾瀬は荒れ果てた荒野になってしまいます。

尾瀬での対策

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